読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

秋休みだからヒッチハイクで日本を縦断してきた【移動1日目 仙台→東京】

旅-2016秋仙台ー鹿児島ヒッチハイク

ごめん、誇張しちゃった。

正確に言うと、仙台→鹿児島をヒッチハイクで往復してきた。夏休みの仙台→青森のヒッチハイク帰省と合わせて日本縦断って考え方もできないわけじゃない。とはいえ、北海道と沖縄には行っていないわけだし……あーあ、また記事タイトル詐欺って言われちゃうなー。

 

まずは仙台南インターに行こう

1日目の目標は夕方までに東京に到達すること。仙台から東北道を南下して340km、自分で車を運転すれば4時間ほどで到着する距離だ。

東京では小学校時代からの友人……というか、このブログでもたびたび登場している、某M大生の藍川くんが僕を待ち構えている。どうやら僕はしばらく彼の家に泊まらなければならないようだ。

 

地下鉄南北線で仙台駅へ、そこから東西線に乗り換え、更に八木山から市バスに乗り換え、仙台シティーの南の果て、名取シティーとの境界にほど近い仙台南インターへやってきた。

スケッチブックには、あらかじめ前の日のうちに「乗せてください!福島方面」と書いておいていた。世のヒッチハイカー達に愛用される「近場から近場へと乗り換えていくうちに、長距離移動の車に当たればいいなー作戦」そのものだ。

 

仙台南インター近くのミニストップ前でスケッチブックを掲げること5分。後方に車が止まった。嬉々として、もう猛ダッシュで、興奮して駆け寄ってみる。

 

おばさん「蔵王のお釜まで行くんだけど、乗ってく?」

ぼく「是非お願いします!乗せてください!」

 

仙台南IC→東北道菅生PA

運良く5分で高速に乗れた。前回の仙台→青森のヒッチハイクでは、1時間ほど待ち続けて、結局高速には乗れなかったことを思い出すと、もう今回は怖いくらいに運が良い。ドライバーのおばさんには感謝してもしきれない。言葉だけじゃ伝え切ることが難しいくらいに。

 

おばさん「ヒッチハイカーを乗せたのはお兄さんで二人目!前は市内から松島の方まで乗せたんだけど、40歳くらいの結構おじさんみたいな人だったよ」

ぼく「おz

おばさん「仙台から東京まで行くっていうと、新幹線だと往復3万くらいするでしょ?その時点で行く気が無くなっちゃうけど、そっかー、ヒッチハイクっていう方法もあるんだよね。仕事辞めたらやってみようかな」

ぼく(喋る隙がねぇ……)

 

とにかく元気の良いというか、威勢のいいというか、男勝りというか、アクティブというか、そんな印象のおばさんだった。うん、旅のスタートにおばさんから元気を貰いました。

 

「乗せてください!東京方面」

菅生PAに到着し、今度は「乗せてください!東京方面」と書こうと思った。ベンチに座って書いている最中に、さっきのおばさんよりも少しお年を召したおばさんから声を掛けられた。

おばさん「あなた、どこまで行くの?」

ぼく「今日は東京まで行きます」

おばさん「福島飯坂で降りるんだけど、国見まで乗ってく?」

ぼく「いいんですか!是非お願いしたいです!」

 

そして国見SAへ

宮城県脱出、そして福島県へ突入。おばさんに感謝の嵐を浴びせ、車を降り、「乗せてください!東京方面」の続きを書いた。そしてSAの出口付近へ向かい、本線へ向かう車にアピールすること5分。

おじさん「乗ってく?」

ぼく「お願いします!」

 

いや、展開はえーよ。

 

東北道国見SA→上河内SA

50代くらいの少し強面のおじさんだった。宮城県内での出張を終え、宇都宮の自宅へ帰る最中で僕を拾ったのだという。ということはつまり……だ、東北脱出確定ということで、関東突入確定というわけだ。

いやだから、展開はえーよ。

 

おじさんは清掃工場の職員だった。そして予備自衛官だった。ついでに個人投資家だった。防衛大臣と一緒に写ってる写真を見せていただいた。おじさんの才能がマルチすぎる件について。

関東の人は意識高けぇなと思った。同時に東北人は不甲斐ないなと思った。

 

おじさんとは格差社会の話をした。おじさんはかつて学費を払えずに大学を退学した経験があるらしい。それがきっかけで、今のような多才で多収入源な人間を目指すようになったのだという。

素直におじさんを格好良いと思った。少し捻くれているとも思った。

 

絶望の上河内SA

宇都宮の手前、栃木県上河内SAでおじさんとお別れした。

東京まで残り100kmちょっと。スケッチブックは相変わらず「乗せてください!東京方面」のまま。ここまで来れば東京まで行くドライバーさんも多くなるはず。これまで以上の超絶イージーモード間違いなし!

と思うじゃん。

 

おばさん「東京まで行くの?」

ぼく「はい!東京を目指してます!」

おばさん「ごめんねー、次で降りちゃうの」

 

おじさん「東京まで行くんだ」

ぼく「はい!都内であればどこでも大丈夫です!」

おじさん「頑張ってね!」

 

おじさん「ヒッチハイク?」

ぼく「はい!東京まで行きます!」

おじさん「長野方面に行っちゃうんだよ。上信越道」

 

おじさんとお別れしたのが12時半だった。現在時刻は14時。比較的難易度が低いと言われるSA/PAでのヒッチハイクでこの有様とはどういうことか。

何がいけないのか。そうか、僕の顔か。僕は世間一般に言うブサイクだ。顔面偏差値でいえば28くらいだ。ああ、世のイケメンリア充ヒッチハイカー共が羨ましい。

そうだ、このまま宇都宮駅を目指すのもアリかもしれない。宇都宮から東京までなら鈍行列車でもさほど遠く感じないことは夏休みの18きっぷ旅でも経験済みだ。さあどうする。

 

おじさん「東京行くの?」

ぼく「はい、行きます!」

おじさん「乗る?」

ぼく「はい!もう是非お願いしたいです!ありがとうございます!うわあ、こんな高級車初めて乗りますよ!ドアの閉まる感覚が気持ち良い!流石は高級車!」

 

東北道上河内SA→藍川くん宅の最寄り駅

那須でのゴルフから帰りだという日産フーガに乗ったおじさんは、どうやら藍川くんの住むアパートからなんと2駅しか離れていないところに自宅があるのだという。というわけで、藍川くん宅の最寄り駅まで乗せていっていただけることになった。

 

ぼく「こんないい車に乗ってらっしゃるってことは、当然お仕事も……」

おじさん「私はね、床屋さんですよ」

 

得体の知れない不思議なおじさんだった。フーガというと軽く700万はする車であるわけで、更に那須でゴルフだなんて、いかにもお金持ちっぽいのに、お仕事は床屋さん。別に床屋さんという職業を馬鹿にしているわけではないけれど、腑に落ちない気がしないでもない。

 

そして東京到着

上河内SAから2時間も掛からずに藍川くん宅の最寄り駅へ到着した。到着したタイミングで藍川くんからLINE。

 

藍川くん「今どこらへん?」

ぼく「いまお前んちの最寄り駅」

藍川くん「ちょうど俺も駅に来た」

 

4限を終えた藍川くんは、ちょうど最寄り駅まで帰ってきたところだったよう。そして僕と藍川くんは夏休み振りの再開を遂げることとなった。

誰だこの都会かぶれは。青森から上京してたったの半年ですっかり都会人になりやがって。僕も仙台なんかじゃなく東京に進学したかった。この貴族の息子が。伯爵家が。

 

そうして僕は1週間ほど東京に滞在することとなった。この都会かぶれの藍川くんの部屋に泊まることとなった。衣食を共にすることとなった。同じ布団で寝ることとなった。

うん、きたないね。

 

1日目の足取り

f:id:curemasuta:20161221235722p:plain

仙台南インターで9時に拾われ、12時半に上河内SAに到達。そこで1時間半以上粘り続け、フーガのおじさんに拾われ、東京到着は4時過ぎ。ひとまず目標は達成できた。

(C) 2013-2017 これは放熱ダクトですから!