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「かぎ括弧、正しく使ってる?」括弧の種類と使い方をまとめてみた

まあ、括弧が正しく使えるから偉いってわけじゃありませんが。

こうして文章を書いてお金を貰ってる身としては、「」だとか『』、あるいは【】といった括弧の類は正しい用法用量を守って使っていきたいところです。

 

手軽で簡単に文章を発信できる時代ですから、括弧の使い方が乱れまくっている文章を目にする機会も増えました。TwitterのようなSNSのような短文から、それこそ個人投稿のネット小説のような長文まで、みんな括弧の使い方をおざなりにしすぎです。

まあ正直、読む側も括弧の使い方なんて気にしませんよね。僕だって気にしません。

 

それでも、こうして文章を書き殴っていると、ふと「あれ?括弧の使い方ってこれで合ってるのかなー?」なんて気になる瞬間があり、なんとなく釈然としない気分になるので、これを期に括弧の使い方を調べてみました。

 

目次

  1. 「」かぎ括弧 - 会話や固有名詞、引用文に
  2. 『』二重かぎ括弧 - 作品名や、かぎ括弧の中の会話、固有名詞、引用文に
  3. 【】隅付き括弧 - 短めの見出しに
  4. <>山括弧 - 長めの見出し、登場人物の心の声に
  5. ()丸括弧 - 漢字の読み仮名、補足説明などに
  6. {}角括弧 - 説明書の固有名詞などに

 

「」かぎ括弧 - 会話や固有名詞、引用文に

北で会話文を囲み、南で固有名詞を囲み、東で引用文を囲んだかと思えば、西で再び会話文を囲む。そんな労基法なんてクソ食らえと言わんばかりの活躍を見せる「」かぎ括弧。

使い方は小学校で習いますが、大人でも意外と正しく使えてなかったりしますよね。

 

使用例1 会話文を囲む

平日は鬼の形相で部下を威圧するあの部長が、日曜日の朝には「がんばえー!ぷいきゅあー!」とテレビの前で叫ぶという驚愕の事実に堪えられなかった僕は、Google先生に退職願の書き方を乞うた。

 

使用例2 固有名詞を囲む

賃貸の部屋で壁に穴を開けずに壁掛け収納を作るなら、やっぱり「ディアウォール」「2by4材」は欠かせないと思うんです。

 

『』二重かぎ括弧 - 作品名や、かぎ括弧の中の会話、固有名詞、引用文に

見るたびに白抜き部分を黒く塗りつぶしたくなっちゃうことでお馴染み、『』二重かぎ括弧です。本や音楽、映画のタイトルや、かぎ括弧で囲んだ会話文の中の会話、固有名詞、会話文などを囲みます。

 

使用例1 作品名を囲む

中二のときに夏目漱石の『こころ』を読んで思ったんですけど、あれっていわゆるNTRってやつですよね。それに気付いて、明治の文豪の作品を読み漁ったんです。

 

使用例2 曲名を囲む

右端の台のクソDQNが連勝しやがるお陰で、僕らはかれこれ30分以上もの間、レース中の選曲権を奪われ、奴のお気に入りの『The Race is On』ばかり聞かされるハメになった。

 

使用例3 会話の中の会話を囲む

「お前さ、こないだ『北朝鮮旅行に行きたいなー』って言ってたろ。いいよ、連れてってやるよ。新潟港から北朝鮮行きの無料連絡船が出てるんだってさ」

「いや、それ拉致じゃん」

 

【】隅付き括弧 - 短めの見出しに

2chのまとめサイトあたりが読者の興味を引こうと、記事タイトルの先頭に【悲報】【感動】なんて入れたりしますが、これは隅付き括弧という名前なんだそうです。

 

使用例1 短めの見出しを囲む

【疲れた貴方に】甘やかしてくれる添い寝ボイス10選

 

<>山括弧 - 長めの見出し、登場人物の心の声に

HTMLタグでお馴染みの<>山括弧です。

隅付き括弧に比べて見た目が地味なせいか、ネット上で使われることはほとんどありませんが、見出しを囲む際にはこの<>山括弧も使えるんだそうです。

他にも小説の登場人物の心の声を表現する際にも使えるそうですが、僕はあまり見たことがありません。どちらかと言うと、行の頭にダッシュ―――を入れるほうが一般的な気がしますね。

 

使用例1 長めの見出しを囲む

<ビル・ゲイツにバラク・オバマ、成功者が実践する少食のすゝめ>

 

使用例2 心の声を囲む

「それで主人公はニートなんだばって、異世界の王族と血の繋がりがあって、買い物さ出でる最中に『アルマ』って女神が主人公のどごさ来て、『あなたがいなければ祖国はない』って言うはんで、主人公が異世界の将軍さなれるど思って、それでアルマが『3日待つから異世界に持っていきたい荷物をまとめる時間をあげる』って言って……」

<この話、早く終わんねえかな……>

 

()丸括弧 - 漢字の読み仮名、補足説明などに

ライトノベルをよく読まれる方にとっては、登場人物の心の声というと真っ先に()丸括弧が思い浮かぶかもしれません。漢字にルビを振ったり、前の文の補足説明をしたりと、何かと使い勝手が良いのが()丸括弧です。

 

使用例1 漢字にルビを振る

アイヌ語由来の地名が多い北海道もそうですが、難読地名の多さでは関西だって負けてません。ハナテン中古車センターの本社がある放出(はなてん)や、阪急電鉄の三複線でお馴染みの十三(じゅうそう)なんかは有名ですよね。

 

使用例2 補足説明を囲む

TKG(Tamago Kake Gohan)

 

使用例3 補足説明を囲む

スプロケの一番大きなギアに、フリーの回転方向とは反対側からスプロケリムーバー(棒の先端にチェーンがぶら下がった専用工具)を巻きつけて、ロックリング締付け工具を挟んだモンキーとリムーバーの持ち手に思いっきり力を掛けます。

 

[]角括弧 - 説明書の固有名詞などに

 []角括弧に関しては、もともと使い方が決まっているものではないそうです。ネット上ではPC、スマホなどのガジェットの設定方法の解説で、[設定][通知][全てブロック]なんて具合に、設定画面の設定項目を表す際によく使われる印象ですね。

 

使用例1 設定項目を囲む

設定画面の[端末]の中から[通知]を選択します。そして任意のアプリを選択し、[すべてブロック]をオンにします。通知を切りたいアプリ全てにこの作業を行うことで、ステータスバーを占拠する邪魔な通知を排除できました。

 

全部使いこなせたら格好良いよね

僕はこの歳になるまで(まだ10代ですが)括弧の類を適当にフィーリングで使っていましたが、改めて使い方を勉強し直してみると、これまで書いてきた文章での括弧の使い方が途端に恥ずかしくなってきます。まったく、どうしてくれるんだ。

どうでも良いんですが、「山括弧」という字を遠目で見ると、だんだん「山岳部」に見えてくるんですよ。そろそろ眼鏡の換え時でしょうかね。

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