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秋葉原電気街に佇む掟だらけの牛丼屋「サンボ」で大盛り牛丼を食す!

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金曜日の秋葉原ジャンク通りは荘厳な雰囲気に包まれていた。いかにも地方や外国から訪れましたという風貌の浮ついた観光客の姿は少なく、硬派なオタク達が立ち並ぶジャンク屋の間を行き来している。

かくいう僕は、出先用のノートPCを格安で仕入れるべく、このジャンク通りを訪れていた。立ち並ぶジャンク屋を一通り巡り、目立った成果も得られぬまま時刻は14時を過ぎた。朝から何も口にしていなかった僕は、極限まで空腹状態に追い込まれていた。何か食わねば死んでしまう。

そうだ、あの有名なサンボに行ってみよう。

 

掟だらけの牛丼専門店「サンボ」

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ジャンク通りと中央通りのちょうど中間を貫く通りにサンボの黄色い看板が見えた。超有名店なので、入店待ちの行列は回避不能だろうなーと覚悟していたら、思いの外すんなりと入店できて拍子抜けしてしまった。

牛丼大盛りの食券を購入し、かの有名な「マダム」にカウンター席を案内された。壁にはこれまた有名な「通話禁止」の張り紙が貼ってあった。アニメ「シュタインズゲート」において、オカリンが携帯電話で通話(する演技)をして注意を受けるシーンは画面の前の皆様お馴染のことだろう。

しかし僕は所持していた電子機器全ての電源を切って入店していた。Nexus5X、Zenfone2laser、iPad AIR、そしてモバイルルーターに至るまでね。これで間違っても、バイブレーションが鳴り響き、その場の空気が凍りつくなんて事態には至らないはず。

ここで一度、サンボで牛丼を食す際のルールをおさらいしておこう。

  1. 店内では電子機器の電源を切ってカバンにしまうこと
  2. 私語禁止!黙って食って速攻で出て行くこと
  3. ルールを守らない奴はマダムがつまみ出す!

ルールを厳守しなければ客として認められない。静粛で荘厳な空気の中で黙って牛丼をかき込み、ひとこと「ごちそうさま」と残して出て行く。「サンボ」とは、女子供お断りの、漢のための食事の場なのだ。

マダムがお茶を持ってきた。僕はマダムに牛丼大盛りの食券を渡し、お茶を一口啜った。ぬるくて薄いお茶だった。お茶を飲み干す頃には牛丼大盛りがやってきた。噂通りの早さだった。

スマホ、タブレットの電源を切っている上、カメラも持っていなかったので、残念ながら牛丼大盛りの写真はない。僕はきっとブロガー失格だろう。

甘い牛丼だった。硬めに炊かれた大盛りご飯の上に、牛肉がこんもりと乗っかっていた。後は申し訳程度に玉ねぎが混じっているくらい。量的にはすき家の特盛くらいある。素朴な美味しさと、食っても食っても無くならない牛肉に、僕は幸せな気分だった。

テーブル席に座っていたビジネスマンが大きな声で通話していた。

おいおい、あんたはここのルールを知らないのか。一見客の僕でも知っているぞ。マダムにつまみ出されても知らないからな……なんて心の声を発していたものの、マダムは通話するサラリーマンを見てもスルーするばかり。

あれ?

カウンター席で隣に座っていた男女二人組のビジネスマンが、これまた大きな声で会話していた。しかしマダムは注意しようともしない。

あれれ?

大きな声で「ごちそうさまでした」と残し、店を出て確認あまりにも厳しすぎるルールで、硬派すぎる雰囲気に定評のある「牛丼専門サンボであることに間違いはなかった。

 

時代と共にルールが緩くなっている?

後から調べてみたところ、電子機器使用禁止、おしゃべり禁止などのルールは既に過去のものとなっているらしく、最近ではマダムに変わりバイトの店員さんがホールに出ることも多くなっているとのこと。見たところマダムはかなりご高齢のようだったしね。

そして僕は秋葉原を去り、東京メトロ日比谷線で南千住駅へ向かった。前回の記事の冒頭へ続く。

(C) 2013-2017 これは放熱ダクトですから!