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クロスバイクを1万円でドロップハンドル化するレシピ

自転車 自転車-改造

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クロスバイクをドロップハンドル化する!なんて言うと、多くの自転車屋はもちろん、素人の自転車乗りの方々までが、口を揃えて「やめておけ馬鹿野郎」なんて言う傾向があるけれど、僕はまったくそんなことを思わないし、むしろ応援したいとも思う。

さて、今回の記事は貧乏学生さん必見だよ!記事タイトルの通り、クロスバイクを1万円という低予算でドロップハンドル化する方法と、その際のコツや注意点なんかをご紹介するので、参考にしていただけたら嬉しいな。

 

まずは完成形をお見せしよう

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これは僕が今年の3月まで乗っていた「GIANT CROSS」というクロスバイク。エスケープシリーズの派生元となった機種と言えばなんとなくお分かりいただけるだろうか。ほらそこ、あんまり格好良くないだなんて言っちゃいけない。

見ての通りシフターはラピッドファイヤーを採用している。

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それもハンドルのエンド部に装着しているので、お世辞にも使いやすそうに見えないかもしれないのだけれど、これが意外にも使いやすい。ラピッドファイヤーの変速は小気味良いし、TEKTROのブレーキレバーもブラケット部が握りやすい。というか、これは逆にSTIレバーが使いづらすぎるだけなのかもしれないね。

 

ドロップハンドルにラピッドファイヤーを装着する方法

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ご存知の通りラピッドファイヤーはフラットバー用のシフターだ。一般的なフラットハンドルの外径は22.2mm、対してドロップハンドルは23.8mmなので、ハンドルかラピッドファイヤーのクランプ部に加工を施さなければ装着できない。

しかし世の中には便利なアイテムもあるもので、その名も「DropFire」という外径変換バーが出回っている。しかしお値段2,500円。3×8段変速のラピッドファイヤーが左右合わせて2,300円くらいで購入できるのに対して、それを装着するための変換バーに2,500円だなんて…ねぇ。

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というわけで、四の五の言わずに棒ヤスリを用意して、ラピッドファイヤーのクランプ部をガシガシ削ってしまおう。元々ラピッドファイヤーのクランプ部は肉厚に作られているので、1.6mmぶん削ったところで問題はないと思いたい。

 

取り付けボルトの長さが足りない可能性も

ラピッドファイヤーに付属する取り付けボルトは、22.2mmのフラットハンドルへの取り付けを想定したものなので、23.8mmのドロップハンドルへ固定する際には長さが足りない可能性もある。六角ボルトなんかはホームセンターで普通に販売されているので、特に焦る必要はない。

ちなみに僕は新車時に装着されていたTEKTROのVブレーキの固定ボルトで代用した。

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読者の皆様の中で、まだ純正品の怪しいVブレーキを使ってるよーなんて方は、ドロハン化と一緒にSHIMANOのVブレーキへ換装すると捗るんじゃないかな。精度の高さは調整のしやすさ、頻度の低さにも繋がるしね。

 

ハンドル、ステム、ブレーキレバーは中古品で揃えよう

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一応は精密機械であるシフターに対し、ハンドルやステムなんかは実質ただの棒っこでしかないので、シビアに速さを競うわけでないクロスバイクであれば、別に中古品だろうと支障なく運用できるはず。ブレーキレバーだって、構造は非常に単純なものなので、中古品を購入したところで問題はない。

中古品であれば、ハンドルとステムはそれぞれ1,000円くらい。ブレーキレバーは左右セットで1500円くらいか。

自転車パーツの中古品を探すのであれば、サイクリーのネット通販をおすすめしたい。何かと悪評の多いサイクリーではあるけれど、少なくともヤフオクで個人相手に取引するよりは安心かと。欠点は800円という馬鹿高い送料と、西濃運輸の納期の遅さ。ただし水曜日は送料が半額になる。

 

Vブレーキ用かつドロハン用のブレーキレバーを購入しよう

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一般的なロードバイクに装備されるキャリパーブレーキ用のブレーキレバーと、クロスバイクや安価なMTBに装備されるVブレーキ用のブレーキレバーでは、引き量が違うために使い回しが効かない。そして一般的なドロップハンドル用のブレーキレバーは、当然キャリパーブレーキの仕様に合わせて作られているので、Vブレーキのクロスバイクに装着することができない。

しかし、Vブレーキ用かつドロップハンドル用のブレーキレバーというのも存在しないわけではない。有名なのはTEKTROの「RL520」や、ダイアコンペの「287V」あたりか。

 

V BRAKE ROLLERはおすすめしない

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超絶個人的な意見なのだけれど、キャリパーブレーキとVブレーキの引き量を変換する「V BRAKE ROLLER」という製品の使用はおすすめしたくない。だって、使い物にならないんだもん。

というのも、レバーを引いた際の感触がぐにゃんぐにゃんしすぎてしまう上、ローラー部分の戻りが悪く、ブレーキレバーから手を離しても、ブレーキ側が連動して動いてくれないんだよね。見た目は無骨な感じで嫌いじゃないのだけれど……

 

合計金額8,609円

ごく一般的な3×8段変速のクロスバイクを、上記のレシピでドロハン化するという想定で合計金額を試算すると、だいたいこんな感じになる。

ハンドル 中古品 1,000円
ステム 中古品 1,000円
ブレーキ
レバー
中古品 1,500円
バーテープ 適当なやつ 1,000円
ラピッド
ファイヤー
SHIMANO ALIVIO SL-M310 2,309円
ブレーキ
ケーブル
適当なやつ 1,000円
シフト
ケーブル
SL-M310に付属 0円
送料 水曜日にサイクリー2店舗から注文した場合 800円
合計 8,609円

これを高いと感じるか、はたまた安いと感じるかは画面の前の皆様次第ではあるけれど、他サイトでの考察記事では3万円とか、あるいは4万円とか言われているので、それに比べたら圧倒的に安価かと。シフターがラピッドファイヤーではあるけれどもだ。

 

さあ、今すぐ改造に取り掛かろう

今すぐと言ったところで、画面の前の皆様がこれを読んでいるのが木曜日だったりすると、サイクリーへの注文を6日待たなければならないことになるのだけれど、それは置いといて。

最後にひとつだけ言いたいことがある。

皆様もっと自転車を弄ろう。改造はもちろんのこと、普段の何気ない整備に至るまで、自転車を弄り尽くそう。手を入れるたびに自分自身の身体、そして感性に最適化されていき、愛着もより深くなっていくから。愛着が深くなれば、その愛着の分だけ自転車の寿命は伸びると言っても過言ではないのだから。

自転車に限らず、たとえばスマホやPCなんかでも、弄って最適化していくことで、効率化されたり自分に最適化されるのはもちろんのこと、愛着もより深くなっていくのだ。愛着の深い愛用品を使うのは楽しいし、楽しいものに囲まれて毎日を過ごすことは幸せにも繋がるのだ。

さあ、つまらない純正品を弄り倒して、愛用品と過ごそう。

(C) 2013-2017 これは放熱ダクトですから!