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【青森→仙台】実家から自宅へのUターンにも18きっぷを使ってみた

ねぶたが終わり、花火大会が終わり、いよいよ夏コミが近づいてきた。彼女と地元で過ごした一週間は楽しかったけれど、僕はそれ以上に楽しい戦場に向かわなければならないのだ。そういうわけで、再び18きっぷを使い、一旦仙台の自宅に戻って体制を整えることにした。

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まずは18きっぷ適用範囲内の青森駅へ向かう

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実家の最寄り駅である青い森鉄道筒井駅は18きっぷの適用範囲外であるため、まずはJR奥羽本線、津軽線が乗り入れる青森駅へ向かう。

このこの青い森鉄道も、かつてはJR東北本線と呼ばれ18きっぷの適用範囲内だった。東北新幹線の盛岡以北開業によって、並行する東北本線は第三セクターに分離されてしまったため、同時に18きっぷの適用範囲外となってしまったのだ。

しかし、この筒井駅が開業したのは、第三セクター移管後の2013年のことだったので、東北本線時代は隣の東青森駅から乗るか、あるいは青森駅まで行かなければならなかった。

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空が青い。

ねぶたが終わり、花火大会が終わると秋を感じる元青森県民とは僕のこと。実際のところ、お盆を過ぎて一週間も経てば、青森には秋の気配を感じられる清々しい風が吹くのだ。北国の小中高生の夏休みが短いのもまさにそれが理由なのかもしれない。

 

10時39分発、奥羽本線秋田行きに乗車

青森駅で奥羽本線に乗り換え、まずは大館駅を目指す。そこから先は往路と別のルートで仙台へ向かうことにする。まずは大館で花輪線に乗り換え、八幡平や安比高原を経由して盛岡へ向かう。盛岡からは東北本線をひたすら南下して仙台を目指す。

途中で第三セクターのIGRいわて銀河鉄道に乗り入れるため、別途で乗車券650円を購入する必要がある。とはいえ、距離的には北上線経由の往路よりも幾分短いはずなので、絶望的に本数の少ない花輪線との接続時間を調整すれば、ある程度の時間短縮は望めるはずなのだ。

 

大館から花輪線に乗り換え

しかし今回は時間短縮目的ではなく、単純に往路と別の路線に乗ってみたかっただけなので、乗り換え時間のことはまーったく頭に入れずに青森を出てきてしまった。その結果、大館駅での乗り換え時間はなんと1時間20分。長いわ。

プラスに考えよう。乗り換え時間が1時間半近くあるお陰で、大館の駅前を散策したり、なんなら昼食に大館の名物をゆっくり食べる時間が取れる。時間に余裕があるのは良い事だ。急ぐ旅でもないしね。

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大館駅には中学生の頃に一度だけ訪れたことがある。あれは中学2年生の冬休みが終わった直後のこと。凍えるような吹雪の日に、僕は福井県の東尋坊を目指して家出したのだ。

久々に訪れた大館駅は、あの頃から何も変わっていない。相変わらずなんにもない駅前だ。それもそのはず、この大館駅は本来の市街地から少し外れた場所に位置している。

一つだけあの頃と違うことがあるとすれば、尋常じゃないくらいに暑いということ。内陸だからなのか分からないけれど、ちょっと考えられないくらい暑い。体感的には同時期の東京よりも平気で暑い。絶対これ40度くらいあるって。なんなのこれ、東尋坊に辿り着く前に熱中症で死んじゃうよ。

あまりにも暑いので、結局駅から10分ほど歩いたところにあるサンクスで弁当を購入して待合室に戻ってきた。クーラーがガンガンに効いていて涼しい。

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「改札は列車発車の約10分前から行います」だってさ。Suicaどころか自動改札機すら導入されていない上、列車本数も少ない大館駅ならではの光景だね。

 

13時32分発、花輪線盛岡行き

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一部を除きクロスシートの2両編成の気動車の車内には、大きな荷物を背負った旅人達と、弁当を広げる女子高生達。こないだの北上線ともまた違う、ローカル線らしい落ち着いた雰囲気だ。

大館を1時半に出て、盛岡に到着するのが4時半。100kmちょっとの距離を、各駅停車で3時間かけてまーったりと走っていく。前述の通り、好摩駅から先はIGRいわて銀河鉄道に乗り換えるので、盛岡までの乗車券650円を購入しよう。

 

あとは東北本線で仙台を目指す

盛岡駅から先は、東北本線の普通列車を普通に乗り継いで仙台を目指すだけ。田舎の路線ではあるけれどローカル線では無いので、普通に電化されているし、新しくて綺麗な車両も入っている。ロングシートの車内の乗車率は、首都圏の鉄道の混雑していない時間帯と遜色ないくらい。

なーんの面白味もない普通列車の旅だ。

電車は岩手県南の諸都市を経由し、一ノ関駅で乗り換えて宮城県に入る。故郷は遠く離れ、仙台の街が目前に近づいてきた。次はいつ青森に帰れるんだろうか。僕が青森に居ない間、仙台と青森で遠距離恋愛中の彼女は大丈夫だろうか。

ガラの悪い青森の地元民共、自己犠牲精神の強すぎる僕の彼女、普通の人なら警察に突き出しているレベルのセクハラ行為、跋扈するナンパ師と危機感ゼロの彼女。僕がこうしてのうのうと電車に乗っている間にも、彼女は危険な目に遭っているかもしれない。

様々な不安が頭の中を錯綜して、ベニーランドのテーマじゃないけれど、跳ねて飛んで転がっていく。電車は仙台へ向けてひた走るけれど、僕の気持ちは再び青森へ帰ろうとしている。次はいつ帰れるだろうじゃない、一刻も早く帰らなければならないのだ。

 

仙台に帰ってきた

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僕には青森でやり残したことがある。

明日また青森に帰ろう。僕は青森に帰らなければならない。あまりにもやり残したことが多すぎる。18きっぷは残り3回分、なんなら僕はコミケなんて行かなくてもいい。今は彼女の近くに居なければならないのだ。

次の旅へつづく。

(C) 2013-2017 これは放熱ダクトですから!