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【手軽に】水道水をシェイクすると美味しくなる【カルキ抜き】

ブログ

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僕の故郷である、青森県青森シティーの小学生達は、「市内東部の横内浄水場で浄水された水道水こそが日本一美味しい水道水だ」と教育される。証拠はあるのかと問われると、厚生省の「おいしい水研究会」なる物好きな団体さんが行った研究によって、横内浄水場の水が日本一美味しいと認定されているらしいのだけれど、これはもう今から32年前、昭和59年のお話だ。

対して僕が今現在住んでいる宮城県仙台シティーの水道水は、日本一不味いとまで言われるレベルで不味いらしい。実際僕も不味いと思う。仙台の水道水の不味さは、薬品臭いと言うかカルキ臭いというか、後味が悪いと言うかのどごしが悪いというか、そんな言葉で表せるものじゃない。最早命の危険を感じると言ってしまっても過言ではないかもしれない。

さて、僕は18歳の貧乏学生だ。僕が今置かれている経済事情を語れば、きっと全国民のうち1千万人くらいは泣かせることができる、そのくらいのレベルで苦学生だ。そういうわけなので、仙台の水道水がいくら不味いとは云えど、毎日のようにミネラルウォーターを購入するほどの経済的余裕なんてこれっぽっちも、微塵も、一ミリもない。

そこで、だ。デフォルト状態では頭にクソを付けて不味いと言える仙台シティーの水道水に、ほんの少し一手間加えて、美味しく飲める水に改造してしまおうと思い立った。いわゆるカルキ抜きってやつだ。

 

方法は5つ

  1. ペットボトルに水道水を注ぎ、蓋を開けて長時間放置する
  2. 10分以上沸騰させる
  3. ペットボトルに水道水を注いでシェイク、別のペットボトルに入れ替えてまたシェイク
  4. レモンを入れる
  5. 炭を入れる

ググってみたところ、魚なんかの飼育用の水ではなく、飲料水用として使えそうなカルキ抜きの方法は大まかに分けて5つ見つかった。さて、何番から試していこうか。

 

ペットボトルに水道水を注いでシェイク、別のペットボトルに入れ替えてまたシェイク

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上で挙げた5つの方法の中で、一番時間が掛からず、かつお金も掛からない手段は3番だ。ペットボトルに半分くらい水を入れ、蓋を締めてシェイクすることで、塩素を空気に触れさせ気化させる。思う存分シェイクしたら別のペットボトルに移し替え、またシェイクする。これをひたすら繰り返していく。

で、完成した水を飲んでみる。

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なるほど確かにカルキ臭さは消えている気がする。気がするんだけど、代わりに得体の知れない恐ろしい風味、腔内に絡みつくようなチーズ臭い気持ち悪さを感じる。何故だろう。

そうか分かった、これは直前にカルボナーラを食ったからだ。

 

10分以上沸騰させる

これもまた手軽と言えば手軽ではあるのだけれど、沸騰させるのにIHコンロを使う関係上、どうしても電気代を食ってしまうことになるのが勿体無い。とはいえ、試してみる価値が皆無というわけでもない。

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鍋に水道水を注ぎ、10分間沸騰させる。沸騰させたら放置して冷まし、ペットボトルの耐熱温度である50度を下回ったかなと思ったところでペットボトルに注ぐ。タンブラー的な何かがあれば是非使いたいところではあるけれど、2016年6月25日現在、僕の総資産は8円であるが故にその願いは叶わない。また漏斗的な物も持っていないので、注ぐ際に半分以上が溢れてしまう。

で、存分に冷やしたものがこれ。心なしか白く濁っているような気がしないでもない。

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飲んでみると、なんとも不思議な冷たい風味。冷蔵庫で冷やしたので、温度的に冷たいってのもあるのだろうけど、それとも違う科学的な風味。それはもう鉄のような冷たい……鍋の味だなぁ。

 

レモンを入れる

現在の総資産が8円とはいえ、レモンならこの時に買ったものが冷蔵庫の肥やしになっていたはずだ。かれこれ一ヶ月近く前のものではあるけれど、見た感じカビが生えていたり、腐っている感じでもないので、ここでさっさと使ってしまうのが吉だろう。

冷蔵庫からレモンを取り出し、まるごと一個輪切りにしたうちの一片を絞って水道水に注ぐ。これで完成、仕上げにもう一片を取り出して、切れ目を入れてコップに刺して、あとはハイビスカスでもあれば、浮ついたリア充臭い風貌に進化してしまうのではと思ってみたものの、何かが違う。貧乏臭い、滑稽、無様、様々な言葉が思い浮かんでくる。

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一口飲む。うん、レモン風味の水だ。美味しいか美味しくないかで言えば美味しくない。もう少しレモン味が濃ければ美味しいと言えるのかもしれないけれど、それを人はいろはすレモンと呼ぶだろう。御本家様は更に炭酸でもあるのだけど。

残ったレモンは美味しくいただきました。

 

結論、シェイクすると水道水は美味しくなる

上で挙げた5つの手段のうち、まず1番は埃が入ってしまいそうで、5番は炭を買いに行かなければならなく、4番もわざわざレモンを購入して、更に包丁で切らなければならなく、2番はそもそも危ない味がする。

となると、消去法で3番を採用せざるを得ないことになる。ペットボトルに水道水を注いでシェイクし、別のペットボトルに移し替えてまたシェイク、これを繰り返して塩素を気化させる。これが最も手軽で安全でお金も掛からず、美味しい方法。

画面の前でこれを読んでいる、田舎から半端な都会に出た貧乏学生の皆様。東京や大阪のような浄水設備に金が掛かっている都市ではなく、札幌や仙台、福岡のように、半端に都会で浄水設備に金が掛かっていない都市に住んでいる皆様。今日から水道水をシェイクしてみよう。

(C) 2013-2017 これは放熱ダクトですから!