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東北地方に第二の政令市を作るとしたら…?【H27国勢調査版】

そっち系

仙台

広大な北海道の7割以上を政令市に移行させた前回に引き続き、今回は東北にも政令市を作っていく。似たような…というか全く同じような内容の記事を2年くらい前にも書いた記憶があるけど、今回は平成27年国勢調査版ってことでリメイクしてみる。

今回理想とするのは、広島を追い上げる岡山のような政令市。北海道ほどじゃないにしろ広大な東北地方、仙台一極集中じゃ面白くないよね。盛岡、郡山あたりが仙台を脅かしてくれたら非常に面白いんだけど。

ちなみに東北地方の総人口は900万人を少し下回る程度。もう既に仙台が108万都市だから、あと8つも100万都市が作れるってわけだね!実際には移行要件が70万人まで緩和されたことを前提に考えていくので、あと11都市も政令市が作れるってわけだ。

 

本記事での政令市への移行要件

  1. 市町村合併後に70万人以上の市域人口を有すること。
  2. 単独での移行の場合、100万人以上の市域人口を有するか、将来的に100万人を超える見込みがなければならない。
  3. おわり
  4. 行政能力要件?んなもん知るか。とりあえず70万人超えてれば政令市に移行できる。

 

盛岡市

新盛岡市

人口 711,643人
面積 6,261.03km²
人口密度 113.66人/km²
人口増加率 -1.46%

白河の関以北の都市に都会度ランキングを付けると、まず1位が札幌、2位が仙台、3位に新潟、そして4位が旭川、盛岡、郡山のどれかってことになるわけだけど、4位争いをする3都市の中で拠点性が一番高いのは盛岡だと思う。相模原のようにただ人口が多いだけじゃ政令市とは言えない。北東北の交通の要衝である盛岡なら、きっと広島に対する岡山のような存在になれるはず!

まず盛岡とその都市雇用圏の合計人口が47.7万人。5年前は48.2万くらいだったと思うので、この時点でかなり人口減少率が低い!我らが青森シティーもこのくらいの人口減少率だったらいいんだけどなぁ。そういう僕だって今年から仙台市民だ。

そして北上、花巻両市とオプションで金ケ崎町を飲み込む。仙北市というか旧田沢湖町なんかもどちらかと言えば盛岡寄りだと思うので、これも仙北市まるごと併合してしまう。これで71.2万人。北東北の中心地である盛岡都心部から、北上や金ケ崎の工業地帯、そして八幡平の大自然を有する攻守ともに最強な政令市が完成してしまった。面積も北海道の諸都市に比べたら十分に常識的。つよいねこれは。

ん?これって平成22年国勢調査のデータで作った盛岡市そのものじゃん。

 

郡山市

新郡山市

人口 732,403人
面積 4,083.45km²
人口密度 179.36人/km²
人口増加率 -2.53%

盛岡、旭川が政令市に移行できるのなら、郡山だって政令市になれないわけがない。市域人口では旭川に、拠点性なら盛岡に負ける郡山だけど、都市雇用圏人口と東京への近さなら三都市の中で一番。中心市街地のショボさは田舎型政令市…じゃなく車社会型政令市っていうのを掲げて誤魔化していこう。

まず郡山市の10%通勤圏人口が53.8万人。これに白河とその周辺地域、東西の白河郡の細々とした零細市町村(但しどうあがいても合併に応じてくれなさそうな矢祭町は除く)、あとは会津だけど郡山方面を向いてそうな猪苗代町を足して73.24万人。

面積的には旭川、盛岡よりもずーっと常識的。それでも高山市の2倍(つまり東京都の2倍)くらいあったりするけど、高山市はあの面積で10万人居ないんだから、郡山がいかに常識的かがよーく分かるね。あぁまぁ確かに高山市はあれで一つの経済圏だから仕方無いんだけど。この郡山市は郡山、白河の二つの経済圏を無理やりくっつけてるからなぁ。

 

福島市+米沢市

新福島市

人口 739,390人
面積 4,313.96km²
人口密度 171.39人/km²
人口増加率 -2.85%

郡山が政令市になれば、福島も対抗意識を出して政令市を目指すはず。中心部の街並みだけなら、福島のほうがコンパクトに密集してるお陰で都会っぽくて小奇麗だもんね(個人の主観)。まず福島盆地の諸市町村と、平成の大合併で合併しそこねた川俣町、頭数が欲しいので二本松市、飯舘村もくっつけて45.2万人。

さて、残りの25万人はどこから調達してこようか。

南に拡大すれば郡山の経済圏とぶつかるし、東は……まあ……うん……。福島県内でこれ以上の拡大は望めないので、ここは山を隔てた米沢市との越境合併だ。直線距離で35km、無料の東北中央道が開通すれば1時間も掛からない距離だ。福島盆地と置賜地方、合計で65万人規模の地域の経済圏を一体化させる。夢が広がるなぁ。あとは白石、角田あたりが福島に付いてきてくれたら70万人達成。

しかしどうしよう。頑張れば中核市にもなれる楽しい楽しい仙南地域が引き裂かれてしまったぞ。柴田、大河原、白石、角田あたりをまとめて仙南市を作る夢が…

 

山形市

新山形市

人口 526,124人
面積 2,167.32km²
人口密度 242.75人/km²
人口増加率 -1.91%

市域人口なら東北の県庁所在地では最下位の25.4万人だけど、これを10%通勤圏まで広げてみると52.6万人の経済圏になる山形市。これはどれくらい凄いのかっていうと、白河の関以北では札幌、仙台、新潟、郡山に次いで5位。盛岡よりも多いじゃないか。

山形ー仙台間の高速バスはドル箱路線だし、雨風への耐性のなさでお馴染みの仙山線もある。そして山形新幹線で東京に行くにも便利。おや、山形のポテンシャルって実は高いんじゃないのかな?これはもう政令市目指すっきゃないね。

前述のとおり10%通勤圏人口は52.6万人。村山地方のほぼ全域がこれに当てはまってしまう。山形県の総人口は112.3万人、うち置賜地方は福島市に入っちゃってるので、これを除くと残り90.8万人。更に山で隔てられ距離的にも遠い庄内地方を除いて61.1万人。あっ…これ無理ゲーだ。

函館と同様に50万人規模以上での政令市移行を目指そうか。これなら面積も高山市と同程度だ。

 

青森市+弘前市

新津軽市

人口 803,356人
面積 4,991.51km²
人口密度 160.94人/km²
人口増加率 -5.12%

クソ田舎県のくせに30万人規模の都市圏を3つも持つ我が地元青森県。そのうち青森と弘前の両都市の中心部は直線距離で40km、車で1時間程度の距離なので、くっつけて一つの都市にしちゃってもあんまり違和感はないと思う。少なくとも北海道の帯広+釧路よりはね。

青森と弘前、そしてその周辺地域をすべて合わせて60万人。あとはELMを有する五所川原、柏を有するつがる市なんかも仲間に入れてやれば70万人達成。ついでに弘前の半植民地である大館なんかも仲間に入れてやれば80万都市だ!浜松、堺並みだぞ。

市名は絶対に揉めるけど、最終的には津軽市とかそういう感じでいいんじゃないかな。最悪あっぷる市とかりんご市でも許す。市役所の場所は浪岡で。浪岡新都心作るぞ。

 

八戸市

新八戸市

人口 588,525人
面積 5,196.16km²
人口密度 113.26人/km²
人口増加率 -4.12%

没落著しい津軽に政令市が作れるなら、八戸や六ケ所のお陰で幾らか元気な南部にだって政令市は作れるはず。なんてったって八戸は岩手県北まで勢力下に置いてるんだからね。

まず野辺地を除いた南部地方を全域合併。八戸の都市雇用圏が30万人くらいの規模で、平成の大合併期には20万都市構想を掲げていた十和田も合わせれば50万人。更に岩手県北のクソ田舎も併合して58.9万人。あと11万人足りないじゃん……。

野辺地、下北半島まで併合すれば70万人も夢じゃないと思うけど、前者は津軽に、後者は函館にそれぞれNTRされちゃってるし。後発は不利だなぁ。ここは函館、山形と同じパターンで、50万人以上での政令市移行を目指してみるか?

宮古まで手を伸ばせばギリギリ達成できるだろうけど、宮古は八戸より盛岡のほうが近いもんなぁ。こないだドライブした時は、八戸から宮古までが3時間半、宮古から盛岡まで1時間ちょっとだった。高速ができればもう少し状況は変わるかな?

 

秋田市

新秋田市

人口 701,661人
面積 6,540.28km²
人口密度 107.28人/km²
人口増加率 -5.25%

秋田を除く東北各県の県庁所在地が政令市化してしまったので、便乗して秋田にも政令市を作ってみる。目標は一県一政令市だな。

秋田県の総人口はだいたい102万人くらい(5年前は108万人だったよね…?)なので、県の7割を秋田市にしてしまえば政令市の完成だ。え?多すぎじゃないかって?大丈夫大丈夫、京都は府の総人口の6割が京都市民だし、神奈川なんかは総人口の65%が政令市(横浜+川崎+相模原)に住んでるから。

 

大崎市

新磐井市

人口 757,752人
面積 5,401.75km²
人口密度 140.28人/km²
人口増加率 -6.49%

平成の大合併期には20万都市を目標にしていた古川市改め大崎市。大崎都市圏を地図にしてみると、すぐ隣には石巻都市圏。前者が20.6万人で、後者は19.3万人。そのすぐ北には8.2万人の登米市と、7.0万人の栗原市がある。これぜーんぶ合わせて55.1万人。おや、いけるじゃないか。

このすぐ北には12.2万人の一関市、その東側には6.5万人の気仙沼市。南三陸町の1.2万人、平泉町の0.8万人も合わさり最強に見える。市域人口75.7万人、市域面積5401.75km²ってことで、盛岡より少ない面積でより多くの人口を確保できた。

うん、政令市ってそういうもんじゃないでしょ。

ここまで考えてきた政令市だって馬鹿みたいに巨大で、人口密度もスッカスカなことに変わりはないけど、一応それなりの規模の都市を中心とした広域経済圏っていう趣はあった。対してこの大崎市(もはや大崎市じゃない)は、ただ中小規模の都市圏を適当に寄せ集めただけ。核都市がどこにも存在しない。都市っていうよりは県じゃん。いわき市の巨大版じゃん。

市名は旧磐井県から取って磐井市ってことで。

 

いわき市

新いわき市

人口 711,362人
面積 2,608.99km²
人口密度 272.66人/km²
人口増加率 -1.41%

昭和の大合併期に、当時としては異例の超広域合併を果たし、長年人口だけなら東北地方第二位に君臨し、白河関以北っていう括りでも、旭川と抜きつ抜かれつを繰り返してきたいわき市。

一時は郡山市に二位の座を譲るものの、2015年国勢調査ではまさかの東北地方二位、白河関以北では4位に浮上。原発事故がトリガーとなって、いわき市ではちょっとしたバブルが起こっているらしく、その一環で人口も増えた。手放して喜べる人口増加では無いものの、増えたことに変わりはない。これを弾みにして政令市移行を目指してみる。

いわき市はそれ自体が一つの都市圏、経済圏を形成しているけれど、本記事ではそういうのに一切拘らない臨機応変()かつ柔軟()な市町村合併によって一つの都市()を作っているので、今回もそのパターンを採用していく。

具体的にはすぐ南の日立都市圏との一体化。いわき市+広野町の総人口が35.4万人、日立の10%通勤圏の人口が34.0万人、これを合わせて69.3万人の広域経済圏が誕生する。

ただしこの日立の10%通勤圏の中には、どう見てもお前ら水戸の都市圏に入ったほうが自然だろって思わないでもない常陸大宮市、東海村も入っていたりする。しかし案ずることなかれ、このニ市村が無くても水戸は70万人を確保して政令市移行できる。ちゃんと計算したもんね。

あとは適当に大子町でも併合すれば70万人達成。大子町はいわき、日立の両市街へのアクセスがあまり良くないので、山を越えて沿岸部に抜ける高規格道路でも作れたら理想的かと。お金の出処はお察しください。

 

仙台市分割案

仙台市分割案

仙台市

人口 889,870人
面積 1,136.26km²
人口密度 783.16人/km²
人口増加率 +2.53%

泉市

人口 691,097人
面積 770.50km²
人口密度 896.95人/km²
人口増加率 +2.10%

仙台市を分割するというか、旧泉市を独立させる案。仙台市と合併した時点で市域人口13万人だった旧泉市の人口は、平成27年時点で21.7万人。そして現在も絶賛増加中。こいつに富谷町をはじめとした黒川郡をくっつけて31.1万人。あと40万人!

泉区単体の求心力で70万人の人口を確保するのは辛そうなので、宮城野区もこちら側に無理やり引き入れる。そうすると塩釜、多賀城、宮城郡あたりもくっついてくる。これで69.1万人。この枠組の人口増加率は2.10%なので、平成32年国勢調査の結果が出るのを待ってから合併すれば、きっと人口70万人の泉市が完成するはず。

残された青葉区、太白区、若林区の合計人口は63.9万人。これに名取を足せば71.5万人、しかも人口密度は現在の仙台市を上回る1403.96人/km²で政令市移行できるけど、仙台市を名乗るならやはり100万人は欲しいところ。岩沼、柴田郡、亘理郡あたりにも協力してもらって、これで89万人。仙台市が政令市移行した頃と同程度の人口は確保できた。

残りの11万人は……頑張ろうか。仙台は日本一住みやすい都市なんて言われてるから、きっと頑張れば100万人達成も夢じゃないよ。まずは地場産業を作らなきゃね。広島におけるマツダみたいな。

 

まとめてみた

東北新政令市案

今回挙げた合併案はそのほとんどが実現不可能なものだし、実際に実現しようものなら政府はもちろん住民からも大反対を食らうことは分かり切っている。

画面の前の皆様ならたぶんお気付きかと思うけど、本記事はジョークなんだよジョーク。東北地方がいかに過疎っているか、人口減少が激しいか、そういうのをネタにしたジョークのつもりなんだけど、自分でもこれは滑ってると思わないでもない。

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